
最近、副業を始めたいんだけど、何かいい方法ないかな?

それなら『せどり』って知ってる?比較的少ない初期投資で始められる副業だよ。

せどり?聞いたことあるけど、どうやって始めるの?

簡単に言うと、商品を安く仕入れて、それを高く売ることで利益を得る方法だよ。例えば、リサイクルショップやネットで安く手に入れた商品をAmazonやメルカリで販売するんだ。

なるほど。でも、初心者がいきなり始めて失敗しないかな?

その心配もわかるよ。でも、ポイントさえ押さえれば、リスクを抑えながら安定して利益を出せるんだ。これから、せどり初心者が失敗しないための5つのコツを教えるよ!
せどりとは?
せどりとは、商品を安く仕入れ、それを高く売って利益を得るビジネスモデルの一つです。主に、実店舗やオンラインショップで安価で手に入れた商品を、Amazonやメルカリ、ヤフオクなどのプラットフォームで再販売することが一般的です。せどりは、低コストで始められるため、初心者にも取り組みやすい副業として人気があります。
せどりの基本的な流れ
- 商品を仕入れる: リサイクルショップやフリマアプリ、ネットショップなどで安価な商品を見つける。
- 商品をリサーチする: 仕入れた商品がどのくらいの価格で売れるかを調査する。
- 販売する: 調査結果をもとに、適正価格で販売する。
- 利益を得る: 販売価格から仕入れ価格や手数料、送料を差し引いた金額が利益となる。
失敗しないための5つのコツ
コツ1: 市場調査を徹底的に行う
せどりで成功するための第一歩は、市場調査です。どの商品がどのくらいの価格で売れているかを把握することが非常に重要です。Amazonやメルカリなどの主要なマーケットプレイスで、売れ筋商品や価格動向をチェックしましょう。
具体的な数値と施策:
- 月間販売数: 1つの商品が月間50個以上売れているかを確認する。これが売れ筋商品の目安になります。
- 利益率: 商品の仕入れ価格と販売価格の差から、最低でも20%以上の利益率が取れるか確認する。
- ツール活用: 「Keepa」などを使って、過去3ヶ月間の価格変動や販売頻度を調べる。「モノレート」で商品の売れ行きや競合の価格帯を確認する。
コツ2: 仕入れ先を複数確保する
仕入れ先を複数持つことで、商品在庫の安定供給を確保し、競争力を維持することができます。オンラインショップのセールやアウトレットを利用するだけでなく、リサイクルショップやフリマアプリも積極的に活用しましょう。
具体的な数値と施策:
- 仕入れ予算: 月に10万円の仕入れ予算を設定し、リスク分散のために3つ以上の異なる仕入れ先から商品を購入する。
- 利益額: 1商品あたり1,000円以上の利益が見込める商品を狙う。例えば、仕入れ価格が2,000円のアイテムを4,000円で販売することを目指す。
- セール情報収集: 毎週末に大手家電量販店や大型リサイクルショップのセール情報をチェックし、実店舗での仕入れも行う。
コツ3: コスト管理を徹底する
利益を最大化するためには、コスト管理が欠かせません。仕入れ価格に加え、送料やプラットフォーム手数料も含めた総コストを計算し、販売価格を設定しましょう。
具体的な数値と施策:
- 手数料: Amazonで販売する場合、販売価格の約15%(商品などにより異なります)が手数料として引かれます。例えば、10,000円で売る商品なら、1,500円が手数料です。
- 送料: 小型の商品であれば、送料は平均500円程度。送料込みの価格設定にすることで、買い手のハードルを下げる。
- 利益シミュレーション: 仕入れ価格、送料、手数料を差し引いた後に、最低でも30%の利益が出るかどうかを事前にシミュレーションする。
コツ4: 在庫管理をしっかり行う
在庫管理は、キャッシュフローを保つためにも重要です。過剰な在庫は資金繰りを圧迫し、在庫切れは機会損失につながります。
具体的な数値と施策:
- 在庫回転率: 1商品あたり、30日以内に売り切れるように在庫量を調整する。これを目安に仕入れ量をコントロール。
- 在庫リストの更新: 週に1回は在庫リストを見直し、売れ行きが悪い商品は10%~20%の値下げを行う。
- 在庫期間: 商品が売れずに在庫として残る期間を60日以内に設定し、それ以上残る場合は、値下げや販路の変更を検討する。
コツ5: リスクを分散する
リスク分散は、特定の商品やカテゴリーに依存しすぎないことが大切です。複数のカテゴリーに分散して商品を扱うことで、リスクを軽減できます。
具体的な数値と施策:
- 商品カテゴリー数: 最低でも3つ以上の異なる商品カテゴリーに分散して仕入れを行う。例えば、家電、書籍、ファッションアイテムなど。
- 売れ筋商品と定番商品のバランス: トレンド商品と定番商品を50:50の比率で仕入れることで、安定した売上を目指す。
- 利益の再投資: せどりで得た利益の30%以上を、新たな商品仕入れに再投資し、ビジネスの成長を図る。
せどりのデメリット(大変な面)
せどりは魅力的な副業ですが、いくつかのデメリットや大変な面もあります。これらを理解しておくことで、より現実的な期待を持ちながら取り組むことができます。
時間と労力がかかる
せどりは手軽に始められる一方で、商品の仕入れ、リサーチ、梱包・発送などの作業に時間がかかります。特に、仕入れに出かける場合や、大量の商品のリサーチを行う場合には、かなりの労力が必要です。
具体的な例:
- リサーチ時間: 1商品あたりのリサーチに10~20分かかることが多い。1日に10商品をリサーチするだけでも2~3時間の作業が必要になります。
- 発送作業: 毎日10件以上の注文がある場合、梱包・発送作業に1~2時間を要することもあります。
初期投資が必要
せどりは他の副業に比べて初期投資が少ないとはいえ、仕入れ資金や梱包資材、ツールの利用料などが必要です。特に、仕入れのための資金を準備する必要があります。
具体的な例:
- 初期投資: 初めての仕入れに5万円を使った場合、すぐに利益が出なければ資金が回らなくなるリスクがあります。
- ツール利用料: Keepaの有料版や、在庫管理ツールの利用には月額1,000~3,000円の費用がかかることがあります。
市場の変動リスク
商品市場は常に変動しています。トレンドが変わったり、競合が増えたりすると、せっかく仕入れた商品が売れなくなるリスクがあります。このため、常に市場の動向を注視し、柔軟に対応する必要があります。
具体的な例:
- 価格競争: 新しい競合が参入して価格が急激に下がることがあり、仕入れ価格を下回る価格で売らざるを得ない場合があります。
- 在庫のリスク: 季節商品が売れ残り、次のシーズンまで在庫を抱えることになると、資金繰りが厳しくなることがあります。
規約違反のリスク
プラットフォームごとに異なる規約やルールがあり、それを遵守しなければならないという制約があります。例えば、Amazonでの販売において、商標権や著作権の侵害に関するリスクが伴います。
具体的な例:
- アカウント停止: Amazonの規約に違反した場合、アカウントが停止され、在庫が返送されることなく没収されるリスクがあります。
- 返品対応: 商品が破損していた場合や説明と異なっていた場合、返品対応に追われ、追加の費用や時間が発生します。
まとめ
せどりは手軽に始められる副業ですが、成功するためには戦略が必要です。また、せどりには時間と労力がかかる、初期投資が必要、そして市場の変動リスクがあるといったデメリットもあります。これらのデメリットを理解し、対策を講じながら取り組むことで、失敗を避け、安定した収益を上げることができます。具体的な数値や施策を実践しながら、せどりを楽しんで取り組んでいきましょう。

